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コラム

ウェルビーイングの取り組み事例を紹介!健康経営を進める企業の事例とそのメリットを解説

     

ウェルビーイングの取り組み事例を紹介!健康経営を進める企業の事例とそのメリットを解説
 
今回は、心と体の健康を増進する考え方、「ウェルビーイング」について詳しく見ていきます。ウェルビーイングは、物理的、心理的、社会的な健康を最大化することを目指す一種の哲学です。ここでは、日本の大企業である、ASICS、楽天、味の素の3社の事例をご紹介します。

 

目次


 

  1. ウェルビーイングとは
  2. アシックス
  3. 楽天
  4. 味の素
  5. まとめ

 

ウェルビーイングとは

ウェルビーイングとは
 
ウェルビーイングとは、物理的、心理的、社会的な健康と幸せを目指す生活の質の高さを指す言葉です。これは個々の生活スタイルだけでなく、職場や教育機関など社会全体での取り組みとしても重要視されています。

 

  1. 企業におけるウェルビーイングとは
  2. ウェルビーイングを促進することによる企業のメリット

 

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企業におけるウェルビーイングとは

企業におけるウェルビーイングは、従業員の心身の健康を重視し、その働く環境を最適化するという考え方です。これには、適切な休息時間の確保や健康的な食事の提供、ストレスマネジメントのプログラムなどが含まれます。

ウェルビーイングを促進することによる企業のメリット

ウェルビーイングを促進することは、従業員の満足度や生産性の向上につながります。従業員が健康的で高いモチベーションを持つようになり、これが結果として高いパフォーマンスにつながります。

ウェルビーイングについては、こちらの記事も併せてご覧ください。
 

 

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アシックス

アシックス
 
スポーツや健康に関する商品・サービスを提供しているアシックスは、従業員とその家族の健康的な生活を目指した「健康経営」にも力を入れて取り組んでいます。その結果、ASICSは健康経営優良法人2023に選定されました。

 

  1. ASICS HEALTH CARE CHECK
  2. 運動やメンタルヘルスに関するセミナーの開催
  3. 報告書の公開

 

ASICS HEALTH CARE CHECK

自社開発の健康サポートプログラム(ASICS HEALTH CARE CHECK)を従業員に実施しています。これにより、従業員の心身の健康度合いや将来の健康寿命を予測・評価することができ、それぞれに合った健康改善プランを提示します。

運動やメンタルヘルスに関するセミナーの開催

ノー残業デーといった仕事が早く終わる日を活用し、従業員の運動機会を創出するようなセミナーを実施しています。また、スポーツ施設を整備し、仕事の後にスポーツを楽しめる環境づくりを行っています。

全社員にむけて、ラインケアやセルフケアなどといったメンタルヘルス研修も実施しています。その結果、社員のメンタルヘルスの理解度が向上しただけでなく、組織としてフォローする体制が確立しました。

報告書の公開

また、健康経営の効果を発表するために、ASICSは毎年ASICS Well-being Reportを公開しています。ここでは、行った取り組みだけでなく、社内で独自に行っている調査(ASICS Well-being survey)の結果なども公表し、取り組みの効果検証をすると共に、会社全体のウェルビーイングに対する意識を高めています。
 

楽天

楽天
 
楽天は、コレクティブ・ウェルビーイングというガイドラインを設定し、企業と従業員の両側面から、「仲間」、「時間」、「空間」について考えました。

 

  1. コレクティブ・ウェルビーイング
  2. 仲間
  3. 時間
  4. 空間

 

コレクティブ・ウェルビーイング

コレクティブ・ウェルビーイングとは、楽天が作成した、ニューノーマル時代において持続的なチームを考えるきっかけとなるガイドラインです。企業と従業員の視点から、「仲間」「時間」「空間」の設計を行い、それに追加してそれぞれに「余白」を設けることが、組織の発展に重要だという考え(「三間と余白」)です。一見すると無駄だと思われがちな「余白」をデザインすることが特徴的な考え方です。

仲間

企業の視点からは、お互いの価値観の発信や多様な従業員同士の雑談を推奨することで、仲間をつなぐことが求められます。一方、従業員には、最適なチーム作りに向けて自分が何ができるのかを考え、お互いの価値観の理解することで、チームのために自発的に人と繋がることを求めています。

時間

企業は、仕事やチームの節目を演出したり、計画的な休息を勧めることが求められます。従業員も、リフレッシュを計画的に行うことで、考えたり、振り返るための余白時間も確保する必要があります。

空間

従業員が、自身の能力を最大に発揮するための環境やツールを考えることが求められます。それを受けて企業は、物理的空間とバーチャル空間での自社の演出をしたり、場所や協業ツールを提供することが必要です。
 

味の素

味の素
 
味の素は、「おいしく食べて健康づくり」という志をもって、様々な事業を展開してきました。そして、「自然と健康になる会社」を目指して、社員とその家族の心身健康を維持できるような環境づくりを行っています。

 

  1. 健康でいるための約束
  2. My Healthによる健康状態の可視化
  3. 健康アドバイスアプリの導入

 

健康でいるための約束

味の素では、社員に「健康でいるための約束」を与え、健康に対する意識を高めています。この約束は、社員に、健康に関する情報を入手し、人に説明できるぐらいになり、その知識に基づいて、自らの健康に必要な行動をとることを求め、このことが社員の健康を維持することに繋がります。そのために、企業は、健康情報の提供や、健康を促進する製品を開発するといったサポートを行っています。

My Healthによる健康状態の可視化

My Healthは味の素の従業員専用のウェブサイトです。このサイトでは、就労データと共に、健康診断の結果や生活習慣のデータを確認することができます。このように、健康状態の可視化によって、健康状態の変化にいち早く気づくことができます。

また、年に1度行われる健康診断では、社員の健康に対する日頃の頑張りが明らかになると考え、前年度からの改善度合いで、従業員を表彰するという、健康診断チャレンジも行っています。このチャレンジの参加者は、他の受診者よりも、健康診断の項目が改善した割合が高くなったという結果が出ています。

健康アドバイスアプリの導入

味の素はAI健康アプリである「カロママプラス」を導入しています。このアプリでは、食事や運動、カラダ、生活に関する情報をいることで、全体を評価し、健康状態を可視化することができます。AIの管理栄養士から、食生活についてのアドバイスをもらうことも可能です。
 

まとめ

まとめ
 
ここまで、日本企業のウェルビーイングに関する取り組みを紹介してきました。どの企業も、従業員とその家族の健康が、企業の成長に繋がると考え、様々な取り組みを行っています。企業内のサービスや企業外のサービスを上手く用いることで、従業員の健康に関する関心を高めていきましょう。
 

 

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