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コラム

互いに赤心を披(ひら)くこと

     

互いに少しの傲慢なく、同席すること

互いに赤心を披くこと

即ち野暮を言わず

相手に対する敬礼を失わないことが談判の作法

 

 

これは勝海舟が談判の作法について述べた言葉です。

談判とは対話を意味します。

 

今日不意に、このフレーズを引用したくなったのは

5月からスタートした企業研修講師養成講座に参加する

12人のメンバーたちの「あり方」=姿に重なったからです。

 

喜ばしいことに、初回の顔合わせの場で既に互いに相手を敬い、

よりよい関係性を共に築いていこうとする

清らかな意志が感じられました。

 

まさしくこれが、赤心を披くということなのではないか。

そう感じたのです。

赤心とは「飾りのない、まごころ」を示します。

 

 

価値観の違う初対面の相手と意見を交換し、

重ね合い、高め合い、深め合う。

そのためには飾らない、ありのままの自分を披露し、

野暮を言わないで敬意を失わない。

 

「なんだか、いいなあ」と純粋に思えました。

 

 

その場には言葉の使い捨てのような「野暮」がなかったこと。

まずは相手に対する敬意を示す姿勢がありました。

「相手を上に見る」ということがとても重要です。

 

 

多様な価値観を互いに尊重し合うには

「フラット」な関係が必要である、

とはよく言われることです。

けれど、やはり相手に対する敬意がまず先にないと、

本当の自己は出てこない。

晒しようがないのだな、ということを私は彼らから教わりました。

 

 

共創アカデミーが掲げる

「希望と生きる未来を共に創る」というVISIONに共感し、

そのためのメソッドを体得し、

世の中に広げていきたいと考え集まった有志たち。

 

 

同じVISIONに共鳴し合う感性を持ち合わせたメンバーが集う、

新たな共同体のはじまりの場に、

自然な形で「相互リスペクト」が行われたことに

私は感動を覚えました。

 

 

プロの研修講師、企業リーダー、経営者、士業の方々…。

彼らのキャリア、受講の動機、資格習得後の目的は実に様々です。

 

私が事前に想像していた受講者の受講動機は

「手に職をつけて生活の糧とする」というか、

変化の時代にファシリテーションという新しいスキルを身に着け、

何か自分のキャリアに役に立てたいというイメージでしたが、

むしろどの方の受講動機もそうした単なる「利己」にとどまらず、

大きく広がっていったことが驚きでした。

 

 

「自分」という枠を超えて、社会的、組織的な問題に取り組みたい。

そのために「共創ファシリテーション型講師」のスキルの取得が

必要だと考えてくださっていたのです。

 

 

私は身が引き締まる思いであったと同時に、

講座がこうした純粋な志が集まる場所になったことと、

共創アカデミーのメソッドが彼らの志を叶える

方便になりつつあることを実感でき、

心から喜びを感じています。

 

 

この力強い実践的な学びは今後6か月間続きます。

この期間に彼らは私の想定をはるかに超える成長を見せてくれることでしょう。

 

そして企業研修講師養成講座修了後には、

彼らは講師として「飾りのない、まごころ」を披き、

惜しみなく伝授していってくれるでしょう。

 

 

既に共創アカデミーには現在、

プロフェッショナルパートナーと呼ばれるプロ講師が

8人在籍しております。

彼らをはじめとして仲間がどんどん増殖し、

希望と共に生きる未来を、一緒に創っていけるのが楽しみです。

 

 

これからも、企業研修講師養成を進めていきます。

ご興味を持たれた方は無料体験会でお待ちしています。

メンバー一同、あなたに会えることを楽しみにいています。

 

                           代表取締役 中島崇学

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