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コラム

心をつくる

ファシリテーション塾で学ぶ仲間と塾長のとうりょうによるチーム「ひだまり」で、

日々の体験や気づきを語り合う朝の対話の時間「対話の縁側」。

今日は「心をつくる」を意識して過ごしてみての気づきについての対話です。

 


 

縁楽: 前回の対話の縁側から今日まで「心をつくる」を意識して過ごす、

ということにしていましたね。皆さん、やってみてどうでしたか?

 

 

Waka:私は少し気の重い会議がある日に、

お昼休みに神社に行って心を整えてみました。

ファシリ塾でやっている「観照術」という手法で五感を開いて歩きました。

すると、自分の気の重さを客観視できて、「自分の恐れ」が分かってきました。

気の重さがなくならなくても、自分の恐れが分かることで、落ち着いた体験です。

 

 

カーナ:先日心がざわざわした時に私は、

頭の中で心が落ち着く音楽を流してみました。

すると少しずつ心が復活していくのを感じました。

また、私はいつも「場と調和する」ということを大切にしているのですが、

「場と調和しなければ」と思うとうまくいかず、

ただ自分らしくあることで、

自然と場と調和していく、という気づきがありました。

 

 

縁楽:私は今回机の前に「心をつくる」と書いた

紙を貼って意識するようにしていました。

ただ、私も同様に「心をつくろうつくろう」とするとうまくいきません。

むしろ、筋トレなどのようにただ何かに没頭すると、

その後に心がとても落ち着いた状態になっていることに気づきました。

 

 

とうりょう:皆さんそれぞれの気づきがあったのですね。

自分の心の変化で、何か現実が変わった、結果が変わった

というような経験はありましたか?

 

Waka:今までは「何を言われるのか」とびくびくする会議でした。

今回の、「自分が恐れているものが分かった」体験では、事前に心構えができ、

いつもより落ち着いて参加し落ち着いて意見を伝えることができました。

すると周囲の反応もいつもより受け止めてもらえたように感じました。

 

 

とうりょう:なるほど、心をつくることで、

耳を傾けてもらえるようになったということなのですね。

 

 

カーナ:今まで心が整わないままでコミュニケーションをとっていると、

どんどん関係性が悪くなっていく、ということがありました。

心をつくることで、相手を操作することに意識を向けるのではなく、

「自分はこの関係性をどうしたいのだろう」という問いを持つようになりました。

そうすることでただ相手にこうしてほしい、という思いから離れることができ、

関係性もよくなる、という経験をしました。

 

 

とうりょう:関係性を意識することで、

分離から調和の方向に変わっていったのですね。

 

 

縁楽:自分自身が変わったなという思いがあります。

相手の真意が掴みきれずネガティブに考え過ぎて、

険悪な雰囲気になることがよくあります。

先日、余計なことを考えずに、自分の真意を素直に話してみると、

すんなり話が進みました。

 

 

とうりょう:ここまで聴いていて、心をつくるためのツールとして

皆さんから出てきたものとして、神社、音楽、筋トレなどがありました。

大切なことは「左脳を使わない」ということですね。

左脳を使うと、他人と自分を分けて分離の方向に行きがちなのです。

 

我々はいつも過去の出来事やトラウマへの執着から

今の行動を決めることが多いですね。

例えばWakaさんの例でいえば、過去の会議でいろいろ言われた、

なので今回も言われるだろうとびくびくしながら臨む、というように…。

 

過去への執着を手放すと未来を自由に決められます。

そのためには左脳を使わない、ということが大切なのですね。

皆さんそれぞれのやり方で過去を手放し、そ

して未来を変えていったのだなあと感じました。

 

 

Waka:そうですね。その一方で心をつくらず臨んでしまい、

うまくいかなかったというケースもありました。

咄嗟に思いもよらないことを言われるとそうなります。

その時は心をつくる間もなく、そのまま反応して、

理詰めで説得にかかってしまいました。

見るからに相手にもやもやが広がり、

私はそのことがずっと心に引っかかったままになっています。

でも謝るのも変だし、今でもその結論自体は正しかったと思ってもいるので、

もやもやしたまま放置しているような状態なのです。

 

 

とうりょう:では今もその状態は続いているのですね。

その状態を改善するために何が大事になってくるでしょうか。

 

 

Waka: このままにしておくのはよくないと思うので、

部のメンバーがより働きやすくするための自分の考えを

もう一度丁寧に説明するのがよいのかなあと思っています。

 

 

とうりょう:部のメンバーの働きやすさのための考えなのだということを

伝える行動をとるということですね。

その行動をとるために大切なことはなんでしょうか。

 

 

Waka: ・・心をつくる、ということでしょうか。

つい、どう説明すれば伝わるだろうか、という行動ばかりに

頭がいってしまっていました。

 

とうりょう:そうですね。Doingの前に、心をつくる、ということが大切ですね。

だとすると心構えをどう作っていきましょうか。

 

 

カーナ:例えば、話の後に、メンバーの皆さんがどうなっているとよいか、

というなりたい姿をイメージするとよいのではないでしょうか。

 

 

とうりょう:人はどうしても他人を変えたくなりますが、

他人を変えようとしている間は事態は何も変わりません。

その前にまず自分が変わる、

自分が変われば世界が変わると信じて自分を変えるのです。

私は間違っていない、と思っている間は他人を変えようとしてしまいますね。

 

 

Waka:確かに、「自分は間違っていない」という思いを、

どう手放せばいいのでしょうか。とても難しく感じます。

 

 

とうりょう:やはりカーナも言ってくれたゴールイメージでしょうね。

今思っていることのその先に目を向けてみましょう。

 

 

Waka:そうか、自分のルールを当てはめることがゴールではなくて、

より連携しやすく、協業しやすくなることがゴールなのだと気づきました。

だとすると、そのルールを適用しなくても連携しやすく、

メンバーが働きやすくなればいいということですよね。

 

 

とうりょう:ゴールが見えてきましたね。

メンバーが連携しやすく働きやすくなるように、

自分がという視点は、とても謙虚ですよね。

自分が正しくて相手が間違っている、のではなく、

みなそれぞれの価値観に基づいた正解や意見があるのです。

しかし、方向性が合っていれば調和していくことができるのです。

 

 

Waka:とすると、今回の件も私一人で考えて指示を出すのではなく、

みんなでいっしょにどうするのがよいか考えていけばいいのだ、

と思えてきました。

 

 

カーナ:今のお話をきいていて、ファシリ塾でもルールがありますが、

ただルールだから守る、ではなく、

改めてどういうゴールのためのルールなのか、

を考えることが大切だと思いました。

 

 

縁楽:私もこの間相手に自分の意見を伝えるシーンで

まず相手のやってくれたことに感謝をして、

それから自分の意見を伝えたところ、

すんなりと受け取ってもらえた体験をしました。

これまでなら相手を論破しようとしていました。

 

 

とうりょう:感謝は心をつくるにあたっての非常に強力な方法ですね。

人は怒りを感じている時に一番利己的になりやすいので、

それを手放すためにも感謝することはとても有効だと思います。

 

 

カーナ:相手が怒りを感じている時にどうすればよいのか

わからなくなることがあります。

 

 

とうりょう:怒っている相手を変えることはできないので、

その時の自分をどうするか、ですよね。自分の状態はどのようになっているか、

そしてどうなっていればよいのか、ということをイメージし、

自分で自分を鎮めていくことが大切になりますね。

自分を鎮めるには丹田呼吸、笑顔、そして感謝もいいですね。

そしてペーシングで相手と調和していく。

 

そう思うと「心をつくる」、にも2つあって、

ひとつはあらかじめ自分なりの方法で心をつくるということ、

もうひとつは咄嗟の際に自分を鎮めて相手と調和していくこと、

なのですね。

 

 

縁楽:「心をつくる」は自分のために作ると思っていましたが、

相手のことを思い調和していくことなのだと、

今日の対話をとおして、

「心をつくる」の意味が自分の中で変わったように感じます。

 


 

特に仕事などでは、他人を操作しようとしがちですが、

今日の対話を通じてそういう場所でこそ「心をつくる」ことが

重要なのだと思いを新たにしました。

これからもまた心をつくることを意識しながら過ごしたいと思います。

 

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