“7つの信念”が、私のコンパス——私の生き方の原点

私の日々の仕事、場づくり、組織への伴走……
そのすべての根っこにある“7つの信念”があります。
それは、目の前の選択に迷ったとき、心がざわつくとき、行き先を見失いかけたときに、自分に立ち返るためのコンパスのようなものです。
1. 人の本質は、利他と慈悲である
たとえ一見そうは見えなくても、誰の奥にも「誰かの役に立ちたい」「誰かを思いやりたい」という気持ちはある。
それを信じることから、すべてが始まるのだと思っています。
仏教でいう「慈悲」は、ただ優しくすることではなく、「その人が幸せでありますように」と願うこと。
職場で関係がこじれたときも、まずは相手の“奥”にある思いを想像してみる。そこから風向きが変わることもあります。
「自分のために生きる人間は弱い。他人のために生きる人間こそ強い。」
― アルベルト・シュバイツァー(医師・哲学者)
2. 起きること全てに意味がある
もちろん、うまくいかないことや、がっかりする出来事もたくさんあります。
ところが、成長や変化のきっかけになることは、往々にして想定外の出来事です。
人生は、「あのときのあれがあったから、今の自分がある」と思えることの積み重ねかもしれません。
「人生に無駄なことなんて一つもない。意味は、あとからついてくる。」
― 是枝裕和(映画監督)
3. 未来は常に、期待を超える
私たちはつい、今の延長で未来を考えてしまいがちです。
でも、現実はいつも想定外。だったら、想定外を前提にしてしまおう。そうすれば、怖さよりも「ワクワク」が上回る。
期待どおりではないからこそ、「期待以上」は起こせるし起きる!。
それが「共創」の可能性だと、私は信じています。
「過去にしがみつく者は、未来をつかめない。」
― ウィンストン・チャーチル
4. 共に力を合わせれば、奇跡が起こせる
独りでできることには限界があります。だから人生には他者がいるのです。
相手と信頼を築き、力を掛け合わせたとき、想像を超えたことが生まれる。そういう瞬間を、私は何度も見てきました。
“奇跡”というと大げさに聞こえるかもしれませんが、小さなチームの空気が変わるだけでも、十分に奇跡だと思うんです。
信じるかどうか。やってみるかどうか。それだけです。
「才能を超えるのは、チームワークと結束だ。」
― カリーム・アブドゥル=ジャバー(NBAレジェンド)
5. やってみれば、わかる
考えてばかりではわからないこと、たくさんあります。
頭でシュミレーションしても、実際の場面では違う反応が返ってくる。だから私は、「まず一歩、試してみる」ことを大切にしています。
「失敗するかも…」と躊躇するより、「試す→気づく→修正する」のほうがずっと速い。
“やってみればわかる”は、私の小さな口ぐせでもあります。
「やってみなはれ。やらなわからしまへん。」
― 鳥井信治郎(サントリー創業者)
6. 継続は力なり
地味ですが、これが一番難しくて、一番大切なことかもしれません。
ファシリテーターとしての在り方も、話し方も、空気の読み方も、日々の積み重ねでしか育ちません。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道。」
― イチロー
派手じゃなくてもいい。続けていれば、必ず見える景色があります。
7. 誇りの持てる決断が、未来を創る
一日の終わりに「今日の自分の選択に誇りを持てるか?」と自分に問いかけてみる。
それが、私なりの「判断基準」です。
正しさより、誇り。
誰かにどう思われたかより、自分がどう在れたか。
それを積み重ねた先に、未来が生まれると信じています。
「自分に胸を張れる生き方を選びなさい。それが唯一、後悔しない道です。」
― オードリー・ヘップバーン
そして今日も、問いを持って場に立つ。
その中心には、常にこの“7つの信念”があります。
人と人がつながるとき、そこには目に見えない「空気」が流れています。
ファシリテーターとしての私の仕事は、その空気にそっと手を添え、変化の兆しを育むこと。
そして、誰かの心の奥で「ちょっと話してみようかな」「少しやってみようかな」と思える火種を灯すこと。
そこには必ず美しい世界が待ってる。
“7つの信念”は、そんな私の毎日の立ち位置であり、心のよりどころです。
世界はうつくしいと
いま つたえたい
世界は生きるに値すると
いま つたえたい
そして、
世界は変えられると
いま つたえたい
長田弘『世界はうつくしいと』より