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コラム

人と人がつながる3つのやさしいこと

     

私たち「共創アカデミー」が大切にしている言葉に〝「共に」を実現する〟というフレーズがあります。「共に」とはただ「一緒にいる」ということだけでなく「心を通わせ行動を重ねていく」と私たちは考えています。

 

では〝「共に」を実現する〟ためには、なにが必要でしょうか。今日はそんなお話をやさしくひも解いてみたいと思います。

 

大きく3つのやさしいことがあると思います。

 

①感謝

②希望

③行動

 

この3つのやさしいことをひとつひとつ考えていきましょう。

 

1 「ありがたい」に気がつくとき

 

「感謝」の反対語はなんだと思いますか?

憎しみ、怒り、無関心?

私の答えは「当たり前」です。

 

この世に「当たり前」はなにひとつないと私たちは知っています。

家族にしても職場の仲間にしても、日々吸っている空気も、朝日のきらめきも、緑の匂いも、本当はどれも「当たり前」ではなく「有り難い」もの。

 

だけど忙しいときほど、人はそれを忘れてしまいます。

 

私たちが歩んできた豊かな人生の中で、色々なことに支えられ、救われ、育てられながら、生きてきたことを自覚する。

そして「ありがたいなぁ」と心の中でつぶやいてみる。

 

 

すると不思議なことに周囲の輪郭がふんわり優しくなることに気がつくでしょう。

つながりは、感謝の眼差しから始まります。

そして人は、そんな「感謝」の心をもった人とつながり合いたいと思うのです。

 

 

2 「希望」を言葉に乗せて

 

つながりには、「希望」の話が必要です。 「希望」とはこれからのしあわせです。

 

いま、あなたが何を大事にしているのか。

これから、どんな未来を描いていきたいのか。

 

そこには必ず利他があります。利他の語りがあるとき、人と人は共鳴します。

これこそ「縁起」ではないでしょうか。

 

誰かの希望に触れたとき、人はその人のそばにいたくなる。

語られる希望は、人をひきつけ、育ててくれるのです。

 

 

3 言葉を超えた思いを伝える「行動」

 

手をのばす それは言葉になる前の優しさ

〜谷川俊太郎

 

言葉だけでは伝えられない想いがあります。

 

ひとつは、体が先に動いてしまう「行動」。

これを「言葉になる前の優しさ」と私は呼んでいます。

転びそうになる人に咄嗟に手を差し伸べる…。

人は「行動」でその優しさに触れ、つながることができます。

 

もうひとつは、夢や目標に向かって行動することです。

小さな行動からで構いません。些細なふるまいから想いがにじむ。

これが言葉を超えて人と人とをつなげる原動力になるでしょう。

 

そして、さいごに…

 

オノ・ヨーコさんの詩に、こんな一節があります。

 

Smile in the mirror.

Do that every morning and you’ll start to see a big difference in your life.

 

「鏡に向かって笑ってごらん。

毎朝それを続ければ、人生に大きな変化が訪れるはず」

 

つながるとは、むずかしいことではなく、やさしいことを、ていねいに重ねることなのかもしれません。

 

今日、誰と「共に」ありたいですか?

 

まずは、足もとにあるそのひとつから。

 

共創アカデミー 代表取締役

中島 崇学

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