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コラム

自立した自分自身になって相互連携する

     

コロナウィルス禍で在宅勤務が始まった人たちも出始めたある日の朝、
チームひだまりのメンバーがオンラインで対話をしています。
 
 
 
Waka:私も含め、周りでも在宅勤務の人が増えてきて、オンラインのミーティングが増えてきています。
 
縁楽:この毎日の生活の中でも本当にいろいろな変化があるように感じています。
 
カーナ:この1週間だけでもオンラインミーティング、リモートワークを通じて自分も周りも急激に変わっていると思います。
 
Waka:オンラインミーティングとオンラインミーティングの間は在宅勤務で、こんなに長い期間連続で在宅勤務をすることもなかったので、会社にいて課のメンバーと一緒に座っていた時には意識していなかったことをいろいろ感じます。
 
とうりょう:確かに一緒にいると様子がみられて、お互いの状況がなんとなくわかったり、達成感を分け合ったりできますが、オンラインだとそれがありませんね。
 
カーナ:そう思うと、お互いの状況がわからないまま集まるからこそ、オンラインミーティングに入る前に、今どういう気持ちなのかどういう状況なのか、チェックインとして言葉にすることが大切だと思いました。
 
とうりょう:リモートになって、会議の時以外顔を合わせないという状況においては、より個の違いが際立つことになりますね。だからこそ最初にそれを共有しないとわからないことになります。
 
Waka:確かに、うちの課の会議でいつも最初に一言ずつ話してもらうのですが、オンラインになってからいつものようにやってみると、その一言で「ああ、そうだったんだ」とわかることがたくさんあります。
 
とうりょう:チェックインの意味を考えてみると、普段の状況でのチェックインは、個人と表情が見えなくて、「私には構わないでください」と言われているように感じてしまうこともありますね。
 
カーナ:確かに顔が見えないと、感情に寄り添うことが難しいので、より「事柄」中心になるように思います。
 
Waka:確かに・・。そしてその一方、みんなが画像をオフにしている会議だと、自分もオフにしたくなるし、オフにしていることで、見られていない安心感を感じるということもあります。
 
とうりょう:確かに安心感がありますね。内容に集中すべき会社の会議ではそれもよいのかもしれません。
 
カーナ:相手を知りたいという好奇心がある場合は画像オフだと寂しく感じますが、相手を理解したいとは思っていない時は画像オフの方が安心ということもありますね。そう思うと、顔が見えないままでの会議が続くと、関係性はどうなっていくのだろう、と思います。
 
とうりょう:ビジネスや組織の状況にもよるのかもしれませんね。双方向でみんなを巻き込みながら一緒に考えていこう、という場だとやはり双方向性が非常に重要になりますね。
 
カーナ:そうすると、もしかするとこれから会議が必要か不要かがわかってくるかもしれませんね。
例えば報告や情報共有なら会議でなくてもメールでいいじゃないか、とか。
 
縁楽:会議の進め方としても「今日はこういう目的の会議なので画像をオンに、オフに」などとすると、会議の目的もより明確になりそうですね。
 
とうりょう:さらにファシリテーターとしてはワークショップの中で内省する時間は画像オフにするという使い方もできそうですね。
 
Waka:確かに画像のオンオフを意識するだけでも、どんな場にしたいのか、考えることになりそうです。
 
とうりょう:特にこれからの時代は各自が自立して相手を信頼して自己開示をしていき、本当の意味でつながることが大切になってきますね。自立した「自分自身」になってちゃんとつながろう、相互連携しよう、ということですね。
 
カーナ:改めて離れている今だからこそ、「自分自身」という意味が際立つなあと感じます。
 
とうりょう:改めて、会社というのは実は個の集まりでできていたのだと感じる機会になりますね。そして、自分をしっかり見つめることで、自分も世界の一部なんだという意識ができますね。
 
 
 
在宅勤務やオンラインミーティングなど、離れているからこそ普段気づかないことも感じられることがたくさんあります。そんな中から本当に大切なものが浮かび上がってくるのかもしれません。そんなことを感じた今日の「対話の縁側」でした。
※この対話は2020年4月4日に行われたものです。
waka 記

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