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NEC様 プロファシリテーターを認定

NEC様のテレコムサービスビジネスユニットの営業部門にて、コミュニケーション強化施策をおこない、その一環でプロファシリテーター認定制度を導入し、9名の方を認定させていただきました。そのうちのお一人にお話を伺いました。
 
 
※プロファシリテーター認定制度について
ファシリテーション研修の受講者から、選抜されたリーダーをプロファシリテーターとして共創アカデミー社が認定する制度を導入しました。10回以上のファシリテーターの実践し、その実践の振り返りレポート(認定アセスメントのコンピテンシー基準に基づいて振り返る)と、ファシリテーションした場の参加者からのフィードバックの提出を以てアセスメント面談を行い、一定の基準に達した方を認定しました。
 
 
 

Q: 井上さんが、今回、この認定制度に手を挙げた理由は?

 
A: 自分の仕事におけるアウトプット向上が根本的な理由です。私自身、コミュニケーションスキルはすごく力を入れたいと思っていました。なぜなら、仕事が一人で完結することはないと実感しているからです。お客様、そして、一緒に仕事するパートナーなど、特に大きな会社だからこそ、複数多岐に渡る関係者がいるという中で、やはりコミュニケーションは欠かせないものだなと。
 
とくに、円滑に物事を進めるためのスキル、そのための関係性構築のスキルは重要だと考えています。共創アカデミーの研修で、「心理的安全性は技術で作れる」というキーワードをいただき、それがすごく目から鱗というか、まさに自分の体現したいものだなと思いました。研修で学んだことを、実践し、認定していただけるこの制度は、いいきっかけだと思ったんです。
 
会議のファシリテーションをしようとすると、そのための準備をしっかりして、実際の会議では、その場で状況に応じて柔軟に対応をしていく。そういった準備やその場での対応力は、他の業務でも役に立つスキルのレベルアップになっているんじゃないかなと思います。そのスキルというのは、どちらかというと仕事における特定領域の専門的なスキルではなく、パーソナルスキルっていう結構抽象的なスキルを明確にできそうだなと。
 
また、ジョブ型雇用が導入された中で、自分の能力をどれだけ定義できるかっていうところは、ポイントになると考えていて、その中でファシリテーションっていうスキルを、こういう資格として、自分自身だけではなく周りの方にも見える形で示せるっていうのは魅力の一つだなと思います。
 
 

Q: 研修で学んだり、この認定制度にチャレンジしたりしたことで、実際に井上さんのコミュニケーションで変わったことはどんなことがありますか?

 
A: オンラインでのコミュニケーションに不安を持っていましたが、学んだことを具体的に普段のコミュニケーションに使ってみることで、苦手意識が薄れたかな。あとは、人や場に対する観察力が増していると思います。観察力は、対面でもオンラインでも必要で、目の前の相手の様子や、場の様子をとらえることで、どう対応していくかを考えることができるので、前よりも柔軟な対応ができるようになっている気がします。
 
 

Q: 認定を受けるにあたって、取り組んだ様々な経験の中で印象に残っていることは?

 
A: メンバーからのフィードバックがもらえたのは、貴重な経験でした。自分がしたことが、どう影響したかを知ることができ、自分の糧にもなりましたし、フィードバックや自分自身の振り返りで改善していけたことはよかったです。フィードバックをする側の人たちの意識向上にもつながるので、これは、今後も続けていきたいですね。
 
 

Q: この認定制度にチャレンジしたことで得られたことは?

 
A: 一つは、ファシリテーターをやる際の小さな自信。心理的安全の場をつくるためにすべきことを体系立てて学べたので、やることが明確になり、それが自信につながっています。今は、営業の立場ですが、今後またSEの立場になったときや、ポジションがかわったりしても、コミュニケーションやファシリテーションのスキルは必要だし、自分のキャリアとしての軸が一つ持てた気がします。
 
もう一つは、いい意味での大きなプレッシャーでしょうか。プロファシリテーターとして、認定されたことで、自分自身だけでなく、周りの方にも見える形で示されるため、必然的に期待値があがります。魅力でもあるとともに、これからもスキルをブラッシュアップしていかなければならないというプレッシャーがあります。成長するうえでは、こういうプレッシャーは大事かなと。
 
 

Q: 今のお話をお聞きして、組織の中に、井上さんだけでなく、数名の認定プロファシリテーターがいることで、組織としてもレベルアップしていけるのかなと思いましたが、組織として、この認定制度はどんな意味があると思いますか?

 
A: 業務を遂行していくうえで、コミュニケーションを大事にしている姿勢を示せるという観点からで、組織の取り組みとしては文化の醸成に繋がると思います。認定を取ったメンバーが、今後、会議運営に積極的に関与し、会議をより効果的にしていけたらいいと思いますし、社内外の会議の振り返りやフィードバックの交換を継続していくことで、学習する文化が根づいていけば、強い組織力にもつながると思います。

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